俄は京都で生まれたジュエリーブランドです。
長い歴史をもち、古き良き情景を今でも大切にしているこの町だからこそ培うことのできた、洗練された日本独特の美意識。
それをジュエリーにつぎ込むことで、どこか気品さえ感じられるデザイン性、そして繊細なまでのクオリティの高さが生まれました。
そして、今では世界中から愛されるジュエリーブランドとなったのです。
また、俄のリングには、全てに名前がつけられているそうです。
ただのリングではなく、ただのダイヤモンドではなく、職人が想いを込めて作ったふたつとない最高の品。それは、情景のように今のふたりを刻むだけでなく、木が育つように、花が咲くように、ふたりの華やかな歩みを記してくれるのです。
俄は、ジュエリーを商品ではなく作品だと思っています。それはもう、商売をしているというより、アートの世界です。そのため、量産できるようなものは一切作らず、匠のプライドをかけて緻密な芸術をひとつひとつ作り上げていきます。
これは、繊細な仕事に誇りを持つ日本人ならではの技術力と、芸術作品を創ろうというプライドがなければ成り立ちません。
その婚約指輪は、確かに手にして見つめるだけでも美しいのですが、実際に指にはめてこそ完成するようにできています。
身に着けてこそ美しさが際立ち、どこから見てもため息がこぼれるほどのフォルム。長年培った技術を総動員させて細部にまでこだわり、着け心地も最高に作られたその「作品」は、見るだけでなく、実際にショップに行ってはめてみたい衝動を起こします。
また、俄のセットリングは、ただ美しく重ね付けできるだけではありません。ひとつひとつに名前があるように、そのセットリングはふたつ身に着けると新たな物語を生み出します。
立て爪の大粒ダイヤはあまりセットリングに向かないと言われていますが、俄の作品となると、まるで光輝く雪の上に大粒の雪の結晶が舞い降りたように見えることもあるのです。
俄のダイヤモンドは、上から見た際に、正面に正方形が出てくるようにカットされているそうです。
これは、飛鳥時代から日本で使われてきた美しさの象徴に倣っています。しかし、だからと言って独自なやり方で輝きが衰えるわけではなく、むしろトリプルエクセレントと評価されています。これは、カットの最高位で、輝きが素晴らしいダイヤに贈られるものです。
テーブル面が一般的なダイヤのカットより大きくしていることで、見た目的にも大きく見えます。しかも、光を集める面が広くなることで、より光を集め反射させてくれるため、非常に美しく輝くダイヤとなるのです。
もちろん、メレダイヤにもこだわりを持っていますので、小さなダイヤとはいえ、4Cの基準をクリアしたものしか使いません。そのため、全てのダイヤが非常に美しく輝く情景が完成するのです。