4℃というブランドは、ジュエリーにあまり興味がない人でも、デパートなどで一度は目にした経験があるのではないでしょうか。そのくらい有名なジュエリーブランドです。
しかし、その名前の由来やジュエリーにかける思いを知る人は少ないでしょう。是非ここで知ってみてください。ふとデパートで目にしたとき、いつもと違う目で見ることができるかと思います。
4℃という記号。これは世界共通です。どこの国の人でも目にすれば読むことができ、このシンプルさが逆に印象に残ることと思います。
それがひとつの狙いでもありますが、当然ブランド名にはもっと深い意味があります。
実は4℃という温度は、氷が張った水底の温度だそうです。ここは、多くの魚が唯一安らぐことのできる地となっています。このように多くの生命に潤いを与えることのできる偉大な存在でありながらも、平凡かと思えるような当たり前の存在。しかし、それがなければどんな命も果ててしまうほどの特別な存在。
時に強く、時に優しく、様々な姿に変えながらも潤いを与えられるような存在でありたいと願ってつけられたのが4℃というブランド名だと言います。
また、シルバーにも特別な想いを持っているのがこのブランドの特徴です。ゴールドやプラチナが主流であった時代に、シルバーを本物のジュエリーとして取り入れたのが4℃。
特別だけれども着飾ったようなものではなく、あくまで普段から身に着けることのできる、シンプルだけれどもファッション性のあるジュエリーを生み出しました。
4℃のジュエリーは、ブランド名の意味にあるように、自分たちの創るジュエリーは、そのものが主役になるのではなく、あくまで女性に潤いを与えられるような、最高の脇役でありたいと願ってデザインし続けられています。
着ける人と馴染んでいるのに、その美しさを際立たせるようなデザイン。それは、婚約指輪でも同じで、完璧なまでの「シンプル」さをコンセプトとしています。その時代の流行は多少取り入れているものの、あくまでシンプルな美しさを追求し、一生愛されることのできるデザインを提供しています。
代表作としては、Sラインにデザインされたリング。これは、着ける指によってラインの流れを変えることで、花嫁が身に着けたときに最高に美しくなるように設計されています。
また、見える部分だけでなく、指にあたる内側の部分にもこだわりを持ち、違和感なくずっと身に着けられるよう丸みを持たせているそうです。
また、4℃のダイヤモンドは、選び抜かれた良質な原石のみを使用し、ひとつひとつ職人手で丁寧に磨き抜かれ、厳しい基準をクリアして初めてジュエリーとなります。
ダイヤモンドはもちろん、シルバーやプラチナなどの素材にも純度を追求するからこそ、長年愛され続けてきた4℃ブライダルというブランドが存在するのです。